【みなと新聞】「日本人と海や魚」伝える オンライン「おさかな小学校」
日本サステナブルシーフード協 鈴木允代表

2021.5.6

 日本人と海や魚とのつながりを伝える―。

 京都大学卒、東京大学大学院修了という経歴を持ち、一方で漁師見習い、東京・築地市場(当時)の卸会社セリ人、海洋管理協議会(MSC)職員という異色のキャリアを持つ鈴木允氏(日本サステナブルシーフード協会代表)は、同氏が中心となってオンライン上で「おさかな小学校」という学習プログラムを立ち上げ、情報発信を行っている。

 毎月1魚種をピックアップし、週1度、同氏や漁業者、科学者などが魚の生態や魚体の構造、漁獲や調理の方法、魚食に関する歴史や文化、流通の流れ、持続可能性の重要性などを教えている。

 授業は毎月4回、原則毎週土曜朝9時からの30分間、動画会議ソフトのZoomを使用して対話形式で行う。現状「主に口コミで生徒が集まっている。子どもさんが魚に興味あるパターンも親御さんが食育に興味あるパターンもある」(鈴木代表)。月謝は3080円、年間一括払いで3万6000円(ともに税込み)。4月はカツオ、5月はタイ―など月ごとに12のテーマを決めており12カ月を完走した生徒には終了証も発行する。

 5月の講義は8日からで、現在、受講者募集中。申し込みは同協会ウェブサイト(https://www.osakana-sho.jp/plans-pricing)でできる。

 鈴木代表は「日本の魚食文化や海の環境が劣化していると感じる」と危機感をあらわにした上で、背景に国民の海や魚食への関心の低さを指摘。「日本に住んでいれば、無意識に食べているだしにもカツオ節が入っていたり、皆が海と魚食に支えられている。それを誰しもに知ってほしい。知れば面白さを感じられるし、日本人の誇り、自信につながると思う」と意気込んでいる。

[みなと新聞2021年5月6日18時20分配信]
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