ニチレイロジグループ本社(東京都中央区、梅澤一彦社長)と日立製作所(同千代田区、東原敏昭社長)はこのほど、モノのインターネット(IoT)を活用した冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションを実用化したと発表した。同ソリューションは日立グループの運転・音・画像データ解析技術や故障予兆診断技術を組み合わせる。日立製作所が汎用ソリューションとして製品化した。
ニチレイロジグループ本社は4月から同ソリューションを国内の冷凍倉庫へ順次導入する。日立製作所は国内の8万台を超える冷凍設備に拡販し、グローバル展開も行う。
2018年9月~20年4月まで実施したニチレイロジグループ本社の船橋物流センター(千葉県船橋市)での共同実証の際、運用・保全コストを約2割削減。年間の電力消費量を約12%、メンテンスに関わるコストを約40%減らしたという。
[みなと新聞2021年5月6日18時20分配信]
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