【みなと新聞】身近にある環境問題の「教材」

2021.8.3

 精米時に割れた砕米など非食用米から製造したバイオマスプラスチック「ライスレジン」。東京魚市場卸協同組合が7月27日に開いたワークショップで、ポリエチレン製造メーカーの千代田化学が同製品を紹介した

 ▼樹脂の特性は石油系プラスチックとほぼ同等で高品質。100%国産のため石油相場や海外情勢に左右されず安定供給できる―などの特徴を説明した

 ▼ライスレジン製品の使用で国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成にも貢献できると強調。温室効果ガスのCO2削減による海洋酸性化の抑制(目標14)などを挙げた。バイオマスプラスチックから環境への学びを深めることができた

 ▼プラスチックなど生活に欠かせない商品をはじめ、環境問題を考えるための教材・出来事は至るところに。プラスチック製買い物袋が有料となって1年1カ月。エコバッグ持参の買い物客をよく見かける

 ▼コンビニ商品棚には食品ロス削減のために手前の商品から選ぶよう呼びかける「てまえどり」POPが並ぶ。日々の行動がどう環境問題に関係するか考えるきっかけになるだろう

 ▼環境問題の解決には新技術の開発・活用をはじめ、一人一人の意識的な行動が欠かせない。自分にできることを見つけるための教材も、意外と身近にあるのでは。

[みなと新聞2021年8月3日18時20分配信]
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