【NJC:魚と人のおはなし】
漁船に乗る?!知床半島の先端に行く?!
スマート水産業?!

2021.10.5

記念すべき第1回目の投稿!ご覧いただきありがとうございます!

はじめまして\(^o^)/

増元 理名(ますもと りな)と申します!
好きな食べ物は、桃・海鮮・肉・冬瓜・生クリームです。
アウトドアと音楽を愛する、超絶怒涛の晴れ女です。
多くの友人には、マシェリーと呼ばれています。(あだ名です)
アイム フロム ジャパン。

そんな晴れ女の私ですが、日本事務器株式会社(にっぽんじむき)(NJCと略されます)に勤めております。

日本事務器株式会社には中途入社でして、元々はキャンプの仕事をしておりました!

(゜o゜エッ、キャンプの仕事?

キャンプの仕事?どういうこったい?なりますよね。テレビでもよく見かける、グランピングがあるキャンプ場の運営を行い、本社ではどんなキャンプ場にしたら喜んでいただけるかな?と企画したり予約など、管理をする仕事をしていました。

キャンプ場の運営では、時に猿の群れを追い払ったり、かっこいい鹿が走る姿に感動したりお客様からいただいたパウンドケーキが美味しくてスキップしたり火を囲んでお客様やスタッフと語ったり・・・。
仕事としては過酷な面がありながらも、自然と人が共存し、そういったキャンプだからこそ、心の距離が近くなる空間に魅力を感じておりました。

一方で、人都合に自然を壊してしまう面がありました。芝生を燃やされてしまったり、手つかずの食材が放棄されていたり。自然も人の生活も守りたい、持続可能な未来を築いていきたい、そんな思いで日本事務器株式会社(NJC)に入社しました。

道内漁業協同組合殿とNJCとの歴史〜40年以上のサポート〜

NJCは、北海道内約9割の漁業協同組合様に、システムをご利用いただいております。

さてこの度、入社のご縁をいただいた訳なのですが、私が行っていく仕事は
[水産業 × IT]といった仕事なのです。
はい、そうなのです。水産業もITも初心者なのです。

ひぇ〜!と混乱しながらも、学びゆくことは楽しく、そして思いは熱く毎日懸命に取り組んでいます。
(いえ、これで懸命にとは言わず、もっともっとがんばります。)

そして、実際に漁業関係者の方々とお会いすることが多くあります。経験浅くまだまだぺーぺーな私ですが、お話を聞いてくださり、学んでも学んでも分からないことが出てくる水産業のことを教えてくださり、スポンジの如く、吸収してもしても足りないほどの経験をさせていただいております。感じること・思うこと・気付くことも多く…。そんなことを皆さんに少しでもお伝えできたらと思い、この文章を今書いています。一人でも多くの方に読んでいただけたら、泣いて喜び、さらに熱く燃えますゆえ、何卒宜しくお願い申し上げます。

\第1話の開幕です/

さて、早速ですが
【初めて漁船に乗船し、許されし者のみぞ入港できる知床半島先端へ行った】
時のことをお話しいたします。

はじまりはじまり〜〜〜〜〜

( ・ω・) 7月11日 初めての前乗り

※以降の文章は、演出の都合上、「です」「ます」では無くなります。ご了承ください。

7月11日、初めての前乗り。夕方の便で羽田を出発。上空から見る夕日は、最高に綺麗で胸が熱くなった。

上空から見えた知床は、リアルに地図で見る形だった(そりゃそう)。そしてギリギリ斜里岳が見える。霞んでいても圧巻。

(゚д゚) 深夜2時起床!今回の目的は?!

さて今回、深夜2時に起床し、3時半までにはご協力いただく漁協へ向かい、組合職員の方々と一緒に初めて漁船に乗る。ウトロ漁港から出航し、通信状況の調査のため知床半島の先端まで行くのだ。

今回私達は、スマート水産推進基盤構築委託事業の一つとして(早口言葉のよう)、知床先端の通信環境を調査する必要があり、斜里にある2つの漁協様へお願いをさせていただいた。そして豊慶丸に乗る漁業者の方々に、乗船のご協力をいただいた。

ちなみに、「スマート水産業」は、ICT・IoT等の先端技術を活用し、「水産資源の持続的利用」と「水産業の産業としての持続的成長」の両立を実現する次世代の水産業のことである。うーん、難しい。

実は身近な問題なのよ

今私達が食べているお魚は、もちろん漁業関係者の方々が獲って、管理をして、美味しく安全に私達の口に運ばれている。しかしこのお魚達、今まで通りに獲れなくなってきている。学生の頃から授業でも習う「地球温暖化」による環境の変化であったり、いろーんな要因があると考えられているのだが、実は分からないことも多い。海の中はなかなか見れないし。お魚に「最近調子どうよ?」とお喋りできたら良いのだけど。

また、海の男としてイメージするかっこいい漁師さんだが、高齢化や担い手不足など、もちろん場所や漁業種によっても異なるが、働く側にも課題が起こっている。

ほぉ〜ら、美味しそう。

よだれが出てしまいそうなこの鮭といくら。例えば、今ある課題がどんどん深刻化すれば、もしかするとこの丼ぶりは、幻と化すかもしれない。
そんなの嫌だ。食べたい。
お恥ずかしい話、この丼ぶりを食べてる時、美味しさと幸せのあまり、口の横にご飯粒を付けたまま食べていた。漫画の世界か。そんな幸せも無くなってしまうかもしれない。

海の環境は、何か1つを改善すれば良いのではなくいろんな要因と絡みあっているため、こういった美しき景色も失ってしまうかもしれない。そして海には汚れた水が流れ込み、さらに劣悪な環境となって、魚が苦しみ…ゾッとしてきた。極端に言えば、人間がポイッと捨てた1つのゴミが、何匹もの魚を死なせてしまうかもしれない。
どんどん話が大きくなるので、これ以上は控えるが、実はこれらの課題は漁業関係者以外にとっても、とても身近なものなのだと伝えたい。(とってもとても…)(ギャグを言いたい発作が…)

そこで、先端技術を用いることで、それらの課題を解決・良さを強化し、持続性を実現させていこうよ!というのが「スマート水産業」だ。

そのスマート水産業を、実際に実現するために、現場の方々とご相談・ご協力しながら具現化し、体制を整えていきましょう、というのが「スマート水産推進基盤構築委託事業」である。(この言葉、何度見ても、私は漢字がゲシュタルト崩壊しそうになる。ごめんなさい。)

圧倒的感謝の乗船m(_ _)m

そういった中で、漁船に乗せていただくこととなったのだが、他部署にいる社内の人や、友人と仕事の話をした時、「漁船に乗ったりするの?」と聞かれることがある。もちろん私は漁船を持っていないし、漁業権も持っていないし免許も持っていないし、知識も無い。そう、そんな簡単に乗れない。

もしも私が漁師で「漁船に乗せてください」と言われたら、「なぜ乗せなければならないのか?」と考えてしまうと思う。日々の仕事もあるし、船を出すのも燃料や時間、一緒に乗船する人も必要になる。船員保険ってどうなるんだっけ、と確認も必要になるかもしれない。何より、よく知らない相手であれば、船で相手がどんな行動をするかも分からないし、相手の命を預かれるのかと不安になる。そのため、この度乗船させていただくことは、圧倒的感謝申し上げることなのである。

(・o・)何をしに行くのか

超絶怒涛の感謝の中、漁船にて知床半島先端にある選ばれし者しか入港出来ない港に行き、ブイ設置のための通信状況を調査する。海水温や流向・流速をブイによって計測し、漁業関係者の方に見ていただくことで、日々の仕事に役立ててもらいたく設置を行う。

ちなみにブイというのは、こんな感じ(イメージ)

 

色の配色が手軽で美味しいハンバーガーを彷彿させる気がする。なんちゃって。一番上の白いところに、通信機器が入っているらしい。(絶賛勉強中)

私が初めて「ブイ」という単語を聞いた時、グーチョキパーのチョキかと思った(絶対違う✌)。もしくは、「おいおい兄ちゃん!ブイブイ言わせたろか〜!」の「ブイ」かと思った(確実に違う)。

そんなブイだが、実は既に、漁協様ご協力のもと、知床半島オホーツク沿岸にブイを3台設置していただいている。設置となるまでも、何度もお時間をいただき、ご相談をさせていただいた。

( /・∀・)/「流速計いいなぁ!」

日々IT・IoTだけでなく、水産業についての勉強をしてはいるのだが、やはり学んでも学んでも知らないことは出てくるし、驚きはあるし、現場の方々とお話をするにはもっともっと勉強しなければと感じるばかりだ。はじめましての時を思えば、「何を言っているんだ」と思われたかもしれない。「ところで一体君は誰なんだ」と思っていたかもしれない。そりゃ思うのが当然だ。それでも組合職員の方々は優しく、少しずつ漁業に関して教えてくださり、私達の話を聞いてくださった。漁業者の方々も、少しずつ日々の仕事で感じていることなど話してくださった。
私達も、ITといった技術を用いて描ける未来をお話させていただいてきた。

そんな日々が積み重なっていったある日、漁業者さんから
「流速計いいなぁ!出航判断になるよ!朝ごはん食べて、毎日同じ時間に見るんだ。波が速かったら、もう少し待ってみるかって判断しているんだ!」という言葉をいただいた。

最高に嬉しかった。

流速計の付いたブイを設置が、漁師の出航判断となる。途中まで行って引き返すことも無くなるかもしれない。欠航や出航時間の早めの判断を行うことができれば、その時間を浜仕事に当てることもできる。二酸化炭素排出量も減り、カーボンニュートラルへ少しでも近づくかもしれない。

もちろん、もっと未来を見たら小さな1歩にすぎないかもしれないが、私達だけでなく、漁業関係者の方々も「良い」と思っていただけること・日々の仕事に役立てたこと、素直に嬉しかった。そして、そういった対話の積み重ねが、さらに描く未来に近づくには?という私達の活動や考えが、現場と乖離しないことに繋がっていくと感じる。大変有り難き。そして、私達の取り組みや思いが、段々と通じていっていると感じている。とても嬉しい。ありがとうございます。うふ。
嬉しい気持ちになると、いろんな景色がいつも以上に綺麗に見える。そんな訳で、とっても綺麗だったオホーツク海に夕日が映る景色をパシャリ。

高まる嬉しい気持ちと燃える思い!!

さて、今回は新しくブイを設置させていただけることとなった。ブイを設置する、となると場所を決めねばならない。設置場所はもちろん、漁業関係者の皆様が必要と感じる場所となる。そういった中で、双方共に必要だと感じていたのは知床半島の先端。
知床半島の先端は、波が荒く、圏外にもなるため、機器類設置は無理であろうと思われていた。どれほど波が荒いかというと、「今日は荒くてダメだ!」という最大値の波が、知床半島先端ではまだまだ最大値ではない(伝わるでしょうか)。それでも漁を行っている漁業者さんがいる。頭が上がらない。はじめのうちは「知床先端は無理だべや」といった言葉もいただいていた。正直、「無理」と言われたら、どうにか出来ないかと尚更気持ちが入る。メラメラメラ(胸に灯る熱い思いの音)。

しかし、流速計をはじめとして、ブイを設置することで変わる日々の仕事が実際に見えてきたことで、「どうにか設置したい」という気持ちが一致していった。「あの場所まではケータイが通じたらしいんだ」といった希望のあるご意見をいただくこともあった。そこから、どんなブイにするか・具体的にどのポイントにするか・ご協力いただく漁協様や漁業者様はどこだ、など話が進んでいった。そして、皆の頭の中には1つの疑問が残った。

「果たして、知床半島先端の実際の通信状況は如何なものか」

そして、いよいよ先端へ通信状況の調査へとなった訳である。

お楽しみに。うふふふふふふ!