【みなと新聞】AI画像判定で異物除去
福岡の企業が開発 カゴメ茨城工場システム導入

2021.11.17

【福岡】人工知能(AI)を活用した不良品判別システムなどの開発を手掛けるYE DIGITAL(福岡県北九州市、遠藤直人社長)は、AI画像判定サービスを活用した夾雑(きょうざつ)物除去システムをカゴメ(名古屋市、山口聡社長)の茨城工場へ納めた。

 同工場では、トマトソースやサルサなどの製造工程でダイストマト(カットしたトマト)にトマトの変色部や皮、ヘタなどの夾雑物混入を目視で検査していたため、自動化が課題となっていた。今回導入したシステムは、コンベヤーで流れるトマトの映像を撮影してAIが画像判定を行い、ロボットが夾雑物を除去するもの。約90%の精度を保ち良品の除去率はわずか1%ほどだという。

 ロボットは同市の安川電機社製を採用し、システムは安川グループの末松九機が担当した。これにより、AI画像判定サービスとロボット、コンベヤーの連携による高速ピッキングを実現した。同システムでは、2~3ミリ程度の小さな夾雑物の除去が可能。YE DIGITALは「将来的な労働力不足の解消につながる取り組みができた」とした上で「今後もさらに技術開発を進める」と意気込む。

[みなと新聞2021年11月17日 18時20分 配信]
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