
京都大発の養殖技術スタートアップ、リージョナルフィッシュ(RF社、京都市、梅川忠典社長)はこのほど、高温耐性ギンザケの開発に成功した。コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区)がおにぎりの原材料として採用。持続可能な調達の取り組みの一環で開発した「小松菜と鮭 宮城県産銀鮭使用」おにぎりとして、宮城、山形両県の約340店舗で、29日から順次数量限定で販売開始した。税込み213・84円。

セブンの担当者は、「原材料調達を巡り気候変動や資源の枯渇、生物多様性の喪失など、さまざまな環境変化の中で私たちは課題に向き合っている。魚のおいしさを手軽に楽しみながら、持続可能な水産資源について考えるきっかけにしてほしいとの思いから開発した」と話す。
日本近海の海面水温は過去100年で1・36度上昇しており、世界平均の2倍以上のペースで上昇が続く。水温上昇は養殖生産に大きな影響を与える。宮城県は全国の養殖ギンザケ生産量の80%以上を占める国内最大産地。近年の高水温を受けて夏場の生産を避けるなど、既に生産現場に影響が出ている。
RF社は、従来より高い水温でも成育する高温耐性品種の開発に注力する。魚が本来持つ環境適応能力を生かし、高水温への耐性を高める品種改良によりマサバやヒラメ、マガキなどの開発を進めている。「海水温が上昇しても養殖を続けられる魚の品種改良を目指す」(同社)
[みなと新聞2026年9月29日17時50分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/
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