水中環境で使える光応用技術、その他の関係資材・市場を開発しようとする産学協同団体「ALANコンソーシアム」が6月10日、オンライン上で無料の講演会「ALANフォーラム―新しい事業領域としての海洋産業」を開く。水中での光技術に加え、生物に発信機などを付けて行動や環境について調べる「バイオロギング」、ウニの蓄養、船舶の未来などが題材。現在聴講者を募集中だ。
同コンソは電子情報技術産業協会のプログラムの一つで、複数の企業や大学などが連携して水中環境で使える光応用技術や関係資材を開発し、新たな市場の創出を目指そうという趣旨。水中でのLiDAR(離れた物体に光を当てて距離や形を調べる技術)、光無線通信、光無線給電などの技術について「特に養殖や橋脚の点検に有効」(同コンソ)と見ている。
本会では、同コンソが光技術の可能性を伝える他、東京大学の研究者がバイオロギング、ウニノミクス社がウニ蓄養、e5ラボ社が未来の船について講演する予定。海洋産業の今後をテーマにしたパネルディスカッションも行う。
詳細や申し込みは=https://39auto.biz/jeita/touroku/20210610.htmまで。
[みなと新聞2021年5月26日18時20分配信]
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