みなと新聞

【みなと新聞】林兼産業 マグロ用「ツナフード」 飼料でSDGsに貢献

2021.06.30

 林兼産業が取り組む国連の持続可能な開発目標(SDGs)として、養魚飼料部門では海洋環境保全を目的にマグロ用配合飼料「ツナフード」や各種EP製品を通じて沿岸水域の汚染軽減、酸性化抑止への貢献などを果たすべく事業活動を行っている。

 

 

 一般的にマグロ養殖では、出荷サイズの50キロに成長するまで1尾当たり650キロ以上の生餌を食べ、国内全体では20万トン以上の莫大(ばくだい)量の生餌が必要となる。主な生餌のサバは国内外で食用としての需要が高く、生餌用の安定確保は不透明。今後、持続可能なマグロ養殖の実現には、環境および資源面からも配合飼料の活用が必然だ。

 「ツナフード」は抜群の摂餌性と優れた消化吸収性を兼ね備えた唯一無二のマグロ用配合飼料で、マグロの成長と飼料効率の向上を可能にしている。稚魚の餌付け時に使用するヨコワ用EPタイプも、摂餌性と消化性を両立するべく、マルハニチロ社他、原料購入先と協力し厳選された原料使用と柔らかい物性の実現により、確実な餌付けが可能。水中逸脱がないため環境負荷が少なく、必要な栄養素を確実に摂取できるマグロ用配合飼料は、生餌使用を軽減し資源保護にも貢献できる。

 同社では、マグロ用配合飼料の普及を図るべく、餌付けシミュレーション作成や現地での切り替えフォローなどサポートを徹底する。

 

▼林兼産業(株)飼料事業部=山口県下関市東大和町2の10の3、(電)083・267・5811

 

[みなと新聞2021年6月29日 18時20分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/

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