水産テックベンチャーのAquaFusion(神戸市、笹倉豊喜社長)は海面養殖、陸上養殖の生産者に対し、超音波による高性能魚群探知機「AquaMagic(アクアマジック)」を用いた養殖魚のサイズ計測を提案する。「特にマグロやサケ、ブリの生産者にアピールしたい」と話す。
アクアマジックは、深度に関係なく1秒間に40回以上の超音波を送信し、魚体識別を行う。魚体を1尾ずつ写し出し、体長5センチから識別が可能だ。漁船漁業者、行政や民間の調査会社が採用していた。養殖業界での導入事例は少ないが、成長を確認するため、試験水揚げや潜水士による目視、昨今では人工知能(AI)やカメラによる自動計測などの魚体識別が行われている。
アクアマジックの計測は超音波のため、水質の環境などに依存せずに体長計測ができる。またパソコンやスマートフォンでも測定結果を確認でき、さらにはサイズ組成をグラフ化する。分養時期、出荷時期の参考になり、養殖魚のスマート化にも貢献する。
同社はNTTドコモと業務提携し、2022年3月までに水中可視化技術を用いた養殖魚の魚体長計測の実証実験を完了する。
[みなと新聞2021年10月28日18時20分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/
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