みなと新聞

【みなと新聞】全国秋サケ漁10月末5割増8万トン 北海道好調、本州も前年超え

2022.11.25

 【札幌】10月末現在の全国の秋サケ漁獲量は前年同期比54%増の7万9819トン。沿岸・河川を含む総来遊数は74%増の3132万4359尾だった。水産研究・教育機構水産資源研究所さけます部門(札幌市)が道県の漁獲状況をまとめ、このほど公表した。

 主産地・北海道が10月上旬に盛漁期を迎え、好漁となった。同月末時点の漁獲量は前年同期の1・5倍となる7万9316トン。河川捕獲、沿岸漁獲とも好調で総来遊数は3107万94尾と1・7倍だった。なお本集計には定置網漁解禁前の8月の混獲も含まれている。

 本州の漁獲量は1・6倍の503トン。総来遊数は1・5倍の25万4265尾。近年、極端な不漁だった三陸(青森県太平洋側、岩手県、宮城県)で前年実績を上回る他、日本海側の秋田が三陸3県を上回る好漁となっている。

 目回りは北海道2・84キロ(前年同期3・19キロ)、本州2・75キロ(2・76キロ)。

 全国漁獲金額は前年同期比41%増の612億812万円。漁獲量と金額から算出した全国平均単価はキロ当たり767円で前年同期(840円)比9%安となった。

[みなと新聞2022年11月22日18時20分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/

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