陸上養殖FC展開 売上高300億円へ
NECネッツエスアイは同施設を陸上養殖の事業モデルとして構築し、今後フランチャイズ(FC)方式で日本国内やアジアを中心とした世界各国へ拡大を目指す。陸上養殖事業の国内外でのフランチャイズ展開で32年度までに年間売り上げ300億円を目指し事業拡大を進める。
陸上養殖事業を担うのは林養魚場(福島県西郷村、林総一郎社長)と合弁で設立したNECネッツエスアイグループのネッツフォレスト陸上養殖(東京都文京区、貴田剛社長)。
RASシステムは林養魚場が培った養殖ノウハウとNECグループのICT(情報通信技術)・デジタル技術を融合し、生産の高度化を図る。魚体重測定や酸素量管理、自動給餌、遠隔操作、ICTで構築する。NECネッツエスアイは「安心・安全で高品質なサーモンを安定的に生産する持続可能な養殖を実現する」と意気込む。
施設は約300トンの飼育いけす12基と約400トンのパージング用いけすを設置。種苗は林養魚場から1尾100グラムサイズを調達し、出荷サイズ3キロに成育する。成育水は淡水で、整備は同町でミネラルウオーターの製造販売を手掛ける富士ピュア(小林毅社長)が行う。
なお、ネッツフォレスト陸上養殖は5月に福岡市の放送局、RKB毎日ホールディングスとサーモンの陸上養殖事業で連携するなど事業展開を進める。
[みなと新聞2022年12月13日18時20分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/
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