ウーマンズフォーラム魚(WFF、白石ユリ子代表)は10月29日、北海道の女性漁業者を招いた「第124回浜のかあさんと語ろう会」を東京都内で開いた。福島第1原発ALPS処理水の海洋放出を巡り、中国が日本産ホタテの輸入を停止する中、「日本人こそホタテを食べて応援しよう」と白石代表が立ち上がり、消費者にホタテ消費を呼び掛けた。
当日は北海道頓別から高松美津枝氏(全国漁協女性部連絡協議会副会長・北海道漁協女性部連絡協議会会長)、ウトロから畠山美佐氏(北海道漁協女性部連絡協議会副会長)、別海から中島美智子氏(同会理事)が出席し、ホタテ生産の努力やホタテのおいしさを語った。
リゾートバイトで殻むき提言も
北海道庁と北海道信漁連の担当者は「デパートの催事で販売に力を入れている」と、現在の取り組み状況を報告した。参加者からは「買って応援したい、商店街などでセールなどはできないのか」などの意見があった他、ホタテ殻むきの人手が足りないことに関して「大学生のリゾートバイトに組み入れては」「温泉付きならシルバー世代も行く」との提言も寄せられた。
料理編では、参加者全員でホタテの殻むきを体験。女性漁業者の指導のもと、ホタテの流氷サラダやホタテの春巻き、ホタテのスープ、ホタテご飯を調理した他、参加者からの希望に応え、北海道のかあさん3人がホタテの刺身やバター焼きを作った。
当日は学生から90代まで約60人が参加した。白石代表は「ホタテ生産に3年もかけているかあさんたちに心からの敬意を表して応援したいと思う。今回の『中国が買わない』という事態を前向きに捉えて、日本全国で国産魚をもっともっと食べよう。自分たちの国、自分たちの食べ物を大切にする。自分のからだは自分で守る、という気持ちが肝心」とあいさつした。
[みなと新聞2023年11月20日18時20分配信]
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