みなと新聞

【みなと新聞】水産応援へ「お魚食べよう」 パルシステムが限定包装など

2024.04.09

 パルシステム生活協同組合連合会(東京都新宿区、大信政一理事長)は今年度のテーマを「お魚食べよう」に設定し、魚食の拡大や持続可能な漁業を後押ししている。魚や産地、生産者について、日々の食卓で手軽に水産品を取り入れる方法を発信していく。同連合会は「楽しく水産に興味を持ち、食べて応援する人が1人でも増えることを目指す。日本の水産産地、生産者を守ることに貢献していく」としている。

 同連合会は2009年に「水産方針」を策定している。①海の環境を保全し、水産資源を持続的に利用する取り組みを行います②日本の水産業再生に取り組みます③水産物の安全を追求します④日本の魚食文化を大切にします-の4点を柱に、国産魚の取り扱い強化やエコラベル認証を取得した原料の活用、生産者と組合員の交流などに取り組んでいる。

 魚食普及を推進する中で「改めて利用者に水産業のことを知ってもらいたかった」と同連合会。第1弾として、人気商品の「コア・フード野付の秋鮭スモークサーモン」を、アーティスト長場雄さんによる限定パッケージで販売している。1日以降の注文から順次切り替えており、2連パックで1つの絵になったデザインは、産地で行っている植樹活動で生産者と組合員のつながりを表現した。

 特設サイトを通じた情報発信の他、産地と組合員との交流の場を設け、水産物の魅力や業界の現状を知ってもらう計画。同連合会は「原料事情が厳しい中、産地の顔、現状を知ることは利用者の買い支えようという購買意欲にもつながる」と話す。今後の商品展開にもつなげたい考えだ。

 特設ページは魚そのものや漁業者、水産製造業者など水産業について、楽しみながら気軽に学べる構成にした。魚の特徴や語源を知ることができる「お魚クイズ」や手軽に普段の生活に使える知識をまとめた「楽しいお魚の世界」、水産の現状や産地、つくる人の「いま」が分かるコンテンツを配信する。

[みなと新聞2024年4月8日18時20分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/

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