水産庁は5日、第8回水産女子プロジェクト推進会議を開き、全国で活躍する女性水産関係者同士の現地視察の推進などについて話し合った。漁業・養殖現場や加工流通業のみならず、水産IT、音楽業界など多彩な背景を持つ水産女子メンバーが30人(オンライン含め42人)参加。昨年から始めているグループワークの一環として養殖などの現場視察が動いていることを共有し、同庁からも人脈紹介など後押ししていく姿勢を示した。
グループワークでは、同庁が124人(昨年10月末時点)のメンバーを関心などに応じて班分け。水産女子の第6期(2023年11月~24年10月)活動では、メンバーの一人である小滝由貴氏がCEOを務めるBKTC(東京都中央区)が北海道登別市で営む機能性表示食品ニジマス「薬膳サーモン」の養殖現場へと視察に出向くグループも現れた。同グループには加工販売業の大成(千葉県銚子市)、陸上養殖などを手掛けるNTTグリーン&フード、海面養殖向きシステムの企画営業などを営む日鉄エンジニアリングからメンバーが参加した。
5日の会合中、同庁やメンバーらは第6期の活動内容を報告した。同庁はメンバーらに対し、グループワークなどの資金面の支援は行っていないとしつつ、メンバー同士や参画企業の紹介が可能だと説明し、今後のグループワークの内容や目標を設定するよう要請。メンバーらからは今後の現地視察や、それを通じた情報交換・連携に意欲を示す声が上がった。
[みなと新聞2025年2月25日18時10分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/
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