【魚と人のおはなし/漁船編(3)】 漁船に乗る?!知床半島の先端に行く?! スマート水産業?! 〜漁船編 第3部:知床半島の先端に足を踏み入れる!!〜
2022.02.28
Summary
サイトリニューアル!そして第3部開幕!!
なんと、新しいサイトへと生まれ変わりました!いかがでしょうか?
前のサイトから変化が大きく、間違えたかと思っちゃった!という方もいらっしゃるかもしれません。いろんなページに、ワクワク感が散らばっているサイトへと変貌しました!ヤッター!!
ぜひ皆様、各ページご覧ください🙌
さて!そんな新しいサイトにて、
【NJC:魚と人のおはなし】漁船に乗る?!知床半島の先端に行く?!スマート水産業?!
〜漁船編 第3部:知床半島の先端に足を踏み入れる!!〜
開幕です!!
記念すべき第1回目では、日本事務器が行っていること、自己紹介と想い、スマート水産業って?といったことをお話いたしました。
第2回目では、いよいよ漁船に乗せていただき、想像以上にメカニックな船室に心踊るマシェリーをお送りさせていただきました。
今回を含めて、残り2回で漁船編を完結いたします。キャァ。
ふりかえりはこちら
・第1回目
https://marinemanager.njc.co.jp/magazine/njc-20211005/
・第2回目
https://marinemanager.njc.co.jp/magazine/njc-20211214/
さて、第3回目。
いよいよ知床半島の先端にある漁港へと到着!
手付かずの自然!!意外と・・・?
果たして電波は届くのか?!
漁師さんの圧倒的連携プレー?!
ではでは、レッツゴー!!
(表現の都合上、以下の文章では「ですます調」ではなくなります。ご了承ください。)
(☆ o ☆)ついに足を踏み入れたァ!
新しいブイを設置させていただくこととなり、実際に電波状況を確認せねば。という話から漁船に乗せていただき、ついに知床半島先端にある漁港へやってきた。
すごーーーー!!!!大地と空!インパクト強いーーーー!!!ひょえ〜〜〜!!!
おっと、取り乱した。落ち着け私。
漁船から降り、大地を踏みしめた。
「暑い!」
知床半島の先端にある漁港なのです。さぞ寒いだろうと思いましたが・・・・・・
少しも寒くないわ。
たまたま行った日が暑かったのかしら?日差しが強い。本当に先端かここは。
北海道に来て、初めて夏を知った感じ。
(※7月の出来事です)
(?_?)さて、ここの漁港は・・・🛥
宇登呂(知床岬地区)漁港という名前が書いてある。
ちなみに平成18年に、宇登呂からウトロへと変わったらしいのだけど、看板は更新されていないようです。
そして、写真にもあるように、ここの漁港は第4種。漁港というのは、第1種から第4種まで分類されている。第4種は、離島やその他辺地にある漁港で、漁場開発や避難で特に必要なもの、とされている。・・・正直あまりイメージが湧かないのだけど・・・、重要な漁港なのだということはわかった。(ざっくり)
この漁港を使用しているのは、2社の漁業者さんたち。待避所としても使用されている。
漁港のことね、仕組みとか勉強しているのですが、なかなか難しくて。どなたか教えてください。
引き続き勉強して、きちんと理解できたらお話しますね。(無念)
( ・ω・)人(・ω・´ )阿吽の呼吸。私達の知らない裏側。
さてさて
私達は、電波状況を確認しに来ておりますが、漁師さん達は、もちろん仕事があります。
ここでの作業は、一緒に乗せてきた土嚢を移動させる作業。この土嚢は、定置網を固定させたり、重しのような使い方をするそう。(漁業協同組合職員さんに教えてもらった)
土嚢袋の中には、砂だけでなく砂利も入っていた。一つ、裂けていたものがあったので垣間見えたが、そこそこ大きい石もはいっていた。ゴロリゴロリ。
どんな土嚢でも良いわけではなく、水産土嚢というのがあり、定置網固定等のため専用の土嚢があるらしい。
私が知っている土嚢と言えば、砂がみっちり入っているものだったので驚き。(皆さんはいかがでしょうか)
我が家で土嚢を使った時といえば、ずいぶん前にゲリラ豪雨が来た時。(ゴリラ豪雨と言いたくなる。ウホウホ。🦍)
おそらく排水管に何かが詰まっていて、雨水がうまく流れていかず、それはそれは大変なことが起きた。ご近所さんに助けていただき、溢れる水を、バケツリレーをして事なきを得た。落ち着いた時には、雨があがっていて、それはそれは綺麗だった青空を私は忘れない。
ご近所付き合いが減っている世の中だけど、助け合える世の中が広がればと思う。
ありがとう&ごめんなさい、大切な言葉。うふふ。
おっと、大幅に話がズレたではないか。時を戻そう。
いざ漁が始まるのは9月からだけど、もう準備が始まっていて、結構時間が掛かるものなんだなと改めて感じた。
学生時代の自分に伝えたい。漁業者さんを見習いなさい。テストの準備は早くするのだぞ、と。(あらやだ、私ってばもう〜🐮)
漁業者さん同士は、言葉ではなく、ジェスチャーでどんどん土嚢を積み重ねていく。一人がアームの操作、一人が確認、一人が指示を出しながら土嚢を外して積んでいく。まさに阿吽の呼吸。非力ながらも何か手伝えることはないかと思ったけど、感動することしかできなかった。というか触ったほうが多分邪魔になってしまっていたと思う。
はーカッコいいな〜、漁業者さん。
「漁師」といえば、網から魚を引き上げる場面を一番想像するけど、網を設置するための準備や、そもそも網を作るところだったり、船の管理だったり、たくさんの仕事があって、私は一部分しか見えていなかったと感じた。
(ノ・ω・)ノ作業を終えたら・・・
終わった後は、土嚢から出た土を水で洗い流す。この流された水や土達はどこへ行くのかな?と思ったが、探すことができなかった。漁師さんにとって、自分たちの漁船はどんな存在なのだろう。相棒みたいな感じなのだろうか。車を洗車するように船も洗ったりすることがあるのだろうか。金額的に言えば、”車のように”とは言えないのかしら・・・。(Yes、高額。)
(ノ`・o・)ノ通信状況を確認!!
漁師さんたちが作業している間、私達は通信状況確認のため、許される範囲で歩いて回った。
どっこいしょと、防波堤?をよじ登り・・・
通信状況どうかな〜と確認。
ちなみに、見て見て。めっちゃカモメパラダイス。
(カモメで合ってます?)
私も鳥になって飛んでみたい。
翼をください。
そして・・・気になる通信環境は・・・??下の写真をご覧ください!!
オレンジ色の部分に登ると通信が届きました。
逆に、降りて離れてしまうと届かない。
防波堤って、すごいな????(いや、通信がすごいのか)
漁業者さんの中でも、「ここなら通じた」「いや、やっぱダメだ」というように、そりゃあ、それぞれ意見が変わるはずだなとぼんやり振り返る。
そして、ここに向かうまでの間や先端の通信状況は・・・
つまり…ここから言えるのは、ブイを設置した際に、なんとか観測データを飛ばすことができそうだということ!
設置して、もしも流されたら・・・水没したら・・・だとか心配はありますが、漁業者さんの設置技術含め、既存ブイの設置状況や、もろもろの根拠と熱い気持ちで乗り切ることができそうな見通しが少し見えた。
(・O・)海の中を覗いてみた!
後ろから押されたら、転がって落ちそう。押すなよ?押すなよ?(もはや飛び込みたい)(嘘です、ごめんなさい)
ものすごく透明度が高く、漁港内の海はエメラルドグリーンといった色味をしていた。
深い青色だと予想していたが違った。漁港内で、底が浅いからかな?海水温の違いかな?プランクトンの量かしら?
海の色と環境の関係性って難しい・・・
じーっと見ていたら、ピンクのシマシマの小さな魚がたくさんいた!!おさかなー!!🐟
船が来て、コンクリートの壁に囲まれているような場所にも生き物がいることに感動した。
おさかなー!を見ていると、ちょこちょこと空き缶などゴミが落ちていた。街中のゴミが転がって流されてきたのか、誤って船から落としてしまったのか、分からない。どちらにしても海は繋がっているし。
空き缶どーこだ。かもめが食べたのかしら?貝殻もたくさん見える。
しかし、ピンクのおさかなは写真に映らない(´;ω;`)おさかなー・・・。
海は広いなぁ。この透き通るような海、守りたい。
海も山も川も、自然が大好き。「森は海の恋人」という言葉があるように、全部繋がっているし。
そういえば今年の夏はサーフィンしたいな。去年よりもキャンプもたくさんしたい。(関係ない)
(゜-゜)自然そのものを・・・けれど・・・
自然に近い漁港であり、波も荒い場所だからこそ、海にある様々なものが漂着したり、備品の管理が難しいのだろうか・・・。人の出入りが制限され、管理の下に、極力自然そのもので在り続ける知床半島。うむむむむ。バランスが難しいなと感じた。
例えば海のプラスチックゴミ達はどうやって生まれてしまうのだろう。そして行方はどうなるのだろう。
海でも街中でも、この漁港でも、繰り返し訪れるうちに漂着物等さえも景色の中の一部になってしまったら、どのように回収するのかな・・・。
例えば、漂着したプラスチックが風で飛んでいき、海に落ち、魚に絡まってしまったとする。魚は苦しみ動きが鈍る。何も知らないヒグマがその魚を食べる。あるはずの無いプラスチックが、野生の生き物の中に。
定置網の中で、漂着したプラスチックが引っかかってしまうこともあるかもしれない。そこから思わぬ事故に繋がるかもしれない。
なんて、ちょっと言い過ぎなのかもしれないけれど。それでもモヤモヤしてしまった🌀
ひたすらに自然を壊したくて、誰かが率先して行っているということは無いだろう・・・。
海を綺麗にする活動は、漁業関係者の方々も取り組んでいる。
「自然そのままの状態を守る」ということは、どういうことなのか。
今一度それぞれが意識を持つべきだと、海を見て、黄昏ながら思った。目の前で起きている事実に対して、私は何ができるのか、考えながら行動していこう。
私が来たこの漁港は、私達が普段食べているサケを獲ってくれている漁業者さんや、漁協さん、漁協が潤うことで間接的に潤う街、そこに住む人たちのために必要なものなのだと思う。海に出た人たちの安全面からも。だからこそ、「両者が存続し続けるために」を念頭に置きたい。
👀岩岩、山山、空空、大地大地
さてさて、時間というものはあっという間で・・・帰港のお時間です。
完全に引き返すルートに入る前に、知床半島の先端へ寄っていただきました。
どどーーーーーん。
この大地を見て、普段私が住んでいる街は、自然豊かな場所があると感じる場所でも、かなり手が加わっているんだなと思った。
綺麗だなぁ。
知床半島の最先端。灯台が見える。数少ない人工物。
木と平坦な境目がめっちゃ綺麗。そして、思った以上に岩岩している。いわいわ。
平坦なところが滑らかすぎて、なんだか美味しそうに見えちゃう。お腹空いてきた。
ということで、通信状況を確認し、帰港ルートへ入ります。
今回、ブイを設置するため通信状況の確認のため、知床半島の先端にある漁港へやってきました。
では、ブイを設置することで、何が起こるのか。
一体何なのか?
帰り道に残っているお仕事は?
帰りの車内で目撃!漁協職員さんの鋭い眼光!
次回、最終段!!!
お楽しみに!!!!!!うふふふふ!🐟✨
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