みなと新聞

【みなと新聞】20~22日東京でシーフードショー 過去最高の1592小間出展『シーフードショー特集』

2025.08.21

大日本水産会主催

 大日本水産会(枝元真徹会長)は「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」を20~22日、東京ビッグサイト(東京都江東区)東館5・6ホールで開催する。国内外から650者が過去最大となる1592小間の規模で出展する。3万人の来場を見込む国際見本市から企業・団体を紹介する前編。

「持続可能な展示会」目指す

 「コミュニケーションとイノベーションで創造する『ぎょしょく』の未来」をテーマに、今回の出展規模は過去最高の1592小間となる。前年の1338や過去最高の1379(2019年)を大きく上回る水準だ。水産資源不足の今こそ商品価値を共有できるパートーナーとの意義ある商談を希望するとみられる。

 国内は41都道府県、海外は19カ国・地域が出展。国内では宮城、石川、福井、愛媛、高知、徳島、山口、長崎の8件が地域パビリオンを出展。海外からは前回の18を上回る19カ国・地域が参加。オーストラリアとタイ国が新規となる。

 海外のうち、特に輸出解禁の中国は中国漁業協会、中国水産流通加工協会を中心に小間数合計211(前年は166)を確保と力を入れる。韓国も96(同51)と増やした。フィリピン大使館は来年が日比国交回復にあたり、水産をはじめとするさまざまなパートナーシップの構築を希望しているという。

 来場目標は前年の2万5022人を上回る3万人とした。前年に続き、海外バイヤーの誘致を強化(前年は約900人)する。学生ら次世代を担う若者も誘致し、業界への就職を後押しする。前年に続き、気仙沼市(宮城)の高校生に加え、日本さかな専門学校(神奈川)の生徒210人も招待する。「親子おさかな学習会」も開く。

 「持続可能な展示会」を目指すことを打ち出したのも今回の特徴の一つ。魚残さの肥料化と廃油の有効利用を行う。例年、可燃物として廃棄していた魚残ざの分別回収を3日間にわたって実施。貴重なタンパク源として魚の飼料へと転換する試みを行う。使用済みの調理油を廃棄せずに、持続可能な航空燃料:SAF(ジェット燃料)への転用も図る。

 同時開催セミナー・シンポジウムも充実している。公式ホームページのフォーム(https://sfstokyo27.event-lab.jp/v4/seminar/program/index/SFSTOKYO?l=japanese&s=SFSTOKYO)から事前登録して来場する。開催時間は午前10時~午後5時。最終日は午後4時まで(ブース番号は8日時点。変更の可能性があります)。

会場周辺地図

会場への所要時間

セミナースケジュール

[みなと新聞2025年8月12日17時50分配信]
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/

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