【魚と人のおはなし/漁船編(2)】 漁船に乗る?!知床半島の先端に行く?! スマート水産業?! 〜漁船編 第2部:いよいよ乗船!!〜
2021.12.14
Summary
第1部ふりかえり、そして、いよいよ乗船の第2部へ!!
二度目まして。増元 理名です。マシェリーです。
日本事務器株式会社(以下NJC)は、
長年に渡り、北海道内9割の漁業協同組合へ、業務システムをご利用いただいております。
漁業協同組合の職員様はもちろんのこと、実際に現場へと出ている漁業者の方々にも、もっと寄り添いたいという気持ちを抱えながら、このマガジンを書いております。
記念すべき第1回では、自己紹介やこの「MAGAZINEー人と魚のおはなしー」への思い、スマート水産業って?、NJCは何をしている?といったことを語らせていただきました。
そしてこの度、スマート水産推進基盤構築委託事業の一貫で、斜里の2つの漁業協同組合様のご協力により、この度、漁師さん達のお仕事にご一緒させていただき、生まれて初めて漁船に乗船。
知床半島の先端に行くこととなりました(本当に先端なのよ)。
この「MAGAZINE」では、漁船編として4回に渡ってそのお話をお送りいたします。
さて、
「果たして、知床半島先端の実際の通信状況は如何なものか」
と、
全員の思いが一致したところまでを、第1回目ではお話いたしました。
(第1回目はこちらから→ https://marinemanager.njc.co.jp/magazine-20211005.html )
さて今回。
いよいよ増元、漁船に乗ります!
スマートでかっこいい船頭さん?!
イルカの群れ?!
船酔いしてしまうのか?!
第二部開幕!!!!!
はじまり、はじまり〜〜〜〜!
(表現の都合上、以下文章では「ですます調」ではなくなります。ご了承ください。)
(・ω・ )まずはブーンと漁港へ=3
新しいブイを設置させていただくこととなり、
さてどこに設置する?知床半島先端だ!となりまして。
ドキドキドキドキ。さて・・・時が来た。いよいよ漁船に乗せていただくことに。
ご協力いただく漁業協同組合にて待ち合わせ。合流して、乗船する漁港まで車で移動。
途中、今回乗せていただく漁船の組合員様にご挨拶。優しい方々で安心しました。(結構緊張していたのです、へへ)
そういえば、「漁師」と聞くと、皆さんはどういったイメージですか?
この仕事をする前、私がイメージしていた漁師さんといえばこんな感じです。
(このイラストに完成度は求めないでちょうだい)
(微妙な下手くそ具合が愛おしいでしょう?(ポジティブ))
(初めてApple Pencil使ったの、技術ってすごいよな)
しかし、これまでお会いした漁師さんたちは、皆さんお優しい方ばかり。
自然と対峙し、生き物を相手にし、生半可な気持ちで海へ出たら怪我をするだろうし。キビキビと判断することが求められ、危ないときには、最悪の場合は命を落とすかもしれない。そんな中で仕事をしているからこそ、醸し出される厳しさを感じる一面は、そりゃもちろんある。しかしながら、やたらめったら厳しく怖いのでは無く、一生懸命お話させていただいた際には、目を見て聞いてくださり、漁業についても教えてくださる。
近頃、漁師さんがテレビに登場することが増えているように感じているのだが、そんな体感も踏まえて、漁師さんのイメージが変われば良いななんて思う。
さて、話を戻そう。
車で乗船場所へ向かう。
向かっている中、あまり見かけていなかったエゾシカをたくさん見かけた。 「見てー!!!!めっちゃシカいるぅぅう!!」と言いたい気持ちをぐっと抑えて、ついガン見。やはり、動物に出会えると嬉しいですね。ええ
遭遇時のイメージ図です。(伝えたいがゆえに頑張って描いたんだなと、お察しください)
野生のエゾシカ、最近は遭遇していなかった。明け方で気温が下がっている理由と同時に、人が外にでていないから、出てきやすいのかもしれない(このお話は、7月入りたての出来事)。エゾシカは増えすぎてしまっている問題はあるけど、自然の中に人がどんどん街を作っていったんだなっていうのを改めて思った。伝われこのニュアンス。
(`・ω・´)∩漁港に到着!!
ホテルを出た時には暗かった空が、移動している間にはだいぶ明るくなってきて、優しい太陽の光がオホーツク海を照らしていた。7月だけど、ギラギラした太陽ではなかった。この時間は漆黒を想像していたから、夜明けってどの具合を表すのか、ちょっと疑問を感じた。
なんだかポエマーみたいな表現しちゃった。照れちゃう。
そしていよいよ乗船。朝と夜の狭間みたいな空。
そして並ぶ漁船達。かっこいい。
やあ、君たちなかなかの早起きだねぇ。ご機嫌いかがかね?と思いながら眺める。
「あらやだあなた、あの人よく見ない顔だわねぇ」なんて話していそうな図。
(☆∀☆)今回の注目!意外とメカニックな漁船?!スマートな操舵?!
乗船させていただいたのは、操舵室。(素人が操舵室や船室以外に乗船するのは危ないからね)
皆様、漁船の操舵室は見たことありますか?私は初めてでした!ヒャッホウ!
ドキドキしながらいざ入場。想像を上回るメカニックさでかっこいい!
早朝・・・?深夜・・・?2時起きだったのですが、眠気が吹っ飛び、高まる気持ち。でも正直何が何なのかわからない。(ぼかしが入っております。ご了承ください。)
前方の窓の丸の中にワイパーみたいなものがついていた。この窓を見ながら船頭さんは操舵する訳だけど、思った以上に見えにくそうでびっくりした。だからこそ、このメカニックたちの力は大切なのだろう。飛行機で言ったら、計器飛行みたいな(素人の推測)。
全体的に、もっともっと経験と感覚で操舵するのかと思っていたので、想像以上にデジタル感があって驚いた。
こちらは手元に近いところ(ぼかしが入っております。ご了承ください)。
ミッキーや海賊が回しているような舵を想像していたけど、実際の舵は、ガスの元栓みたいなやつだった。
写真で言うと右上の黒いやつ(ぼかしが入っているでしょうが)。
まさかこれが舵だと思っていなかったので、残念ながら見切れてしまった(いや結局写ってないんかーい)。
船頭さんは、右手でクイクイっとその舵を操っていた。スマートな感じで最高にかっこよかった。操縦中はもっと忙しない感じなのかと思いきや、感覚で操縦している感じを受けた。
そして静かに「プロだ・・・」と思った。
魚探機?とナビみたいなやつ。このような感じで、ちょいちょいと左手で操作していた。これまたスマートでかっこいい。
私だったら、「えーっと、これがこうで、フムフム」とかブツブツ言いながら操作してしまいそうだ。
途中で朝ごはんと思われるおにぎりを食べていた。
同じ種類のおにぎりセットが他にも置いてあったので、購買部で購入したのだろうと思われる。
味選びに一瞬迷っていて、小さな楽しみなのが伺えた。
おにぎりの中身はなんだったんだろな。ちなみに私は、たらことチーズが好きです。
エッ、たらこチーズやったことない?そりゃもう美味しいのよ?
そういえば漁師さんの朝ごはん事情がちょっと気になる。
\( ・o・)ずんずん進む漁船/
問題です!デデンッ!!イルカはどーーこだ!!
イルカはいるかなぁ〜??本当にイルカ、いるかいな〜?(ダジャレの発作)
正解は、真ん中より右寄りの、上の方でした!(目を凝らしてご覧ください)
米粒が飛び跳ねているように見えるけど、野生のイルカ。生まれてはじめて野生のイルカを見ました。さすがに何イルカかはわからない。知識と視力が足りない。
私もあんなにぴょんぴょこ進んでいけたら、満員電車にヒィヒィ言うことなく、出社が楽しいだろうなと思った(私達は水中で暮らしていない)。
仕事の邪魔だなぁと思われているのでは無いかなあ・・・と恐縮していたけど、船頭さんが「よく見てるとたくさんイルカが飛び跳ねているよ」と教えてくれました。船内はゴォォという音で声が聞き取りにくいので、マスクごしでも伝わるように精一杯の驚いた顔をしたら、笑っていた(もはや変顔になっていたかもしれない)。船頭さん優しい。
イルカに遭遇したのは、この1回だけでなく、何度も出会うことができた。生物多様性、独自の生態系より世界自然遺産となっている知床半島。うんうん、確かに守りたいという気持ちが湧き上がった。
(?△?)船酔い・・・?!
船酔いして、ご迷惑おかけしてしまうのではないか?!と、とても心配だったので、船乗りならこれ!!という最強そうな酔い止めを飲んでから乗船したのが良かったのか、全然船酔いしなかった。
速さがあることや、大きくて立派な漁船だったためか、私が覚悟していたより船は揺れなかった。止まってプカプカ浮いていたら酔うのかな。知床半島へ近づいていくほど、一波が大きい揺れに感じた。海が深い感じ。日常的に漁船に乗っている漁師さん達は、船酔いすることはあるのかしら。
ということで、船酔いは問題無く、むしろ顔面で風を存分に感じていた。ちなみにこの風、ふわぁ〜というもんじゃなく、ブオブオブォォオオオ!!!というような風。漁船は速い。
操舵室の後ろにある船室では、ちょっと眠そうにしていた漁師さんもいた。船の中での仕事はどんなものがあるのか、あまり知らないなと思った。
飛行機から海を見る時、たくさんの漁船が見えるので
それくらい漁船がいるかと思きや、やはり知床半島方面のためか、行きではこの一隻しか見当たらなかった。
(゚∀゚)圧倒的雄大さ!!
さて御覧ください。なんて雄大な知床半島。雄大of雄大。 海面近くのシャギシャギした部分が、柱状節理といわれるところだろうか。溶岩がゆっくり冷え固まった時に、柱のような割れ目をつくるというやつ。地学ムズカシイネ。
うまく当てはまる言葉を見つけられず恐縮ですが、感じたままの言葉を述べるとすると、「大地!!!!」って感じ。自分は小さいな〜なんて思うほどに。
( `・∀・´)ノいよいよ近づく漁港
さて、そんなこんなで驚きと学びばかりで圧倒されていると船内が慌ただしくなってきた。
目的地が近づいてきて、船頭さんは濡れないやつを着始めて、準備をしていた。(濡れないやつ名前がわからない)
そして、より真剣な眼差しに変わっていた。救命胴衣も着用。(船室から出ている方や、私達は最初から救命胴衣を着用しています)
腰についているナイフ?は、網とかを切るのかしら。めっちゃ切れそう。
さて、そんなこんなで、ドキドキしていたらいよいよ漁港が見えてきた!!
漁船を停めるのにも、漁業者の方々の華麗な連携プレー。かっこいい。漁業協同組合職員の方々も一緒に作業していて、組合職員と漁業者(組合員)の信頼関係が垣間見えた。
きゃーーー着いたァあああ!ドキドキー!!!!!
さあ、上陸だーーーー!!!!!
知床半島先端にある漁港ってどんなところだ−−−−−!?
お楽しみに。うふふふふふふ!
+reC. (プラスレック)がよくわかる
資料を無料でお配りしています
資料ダウンロード